お日様がジリジリと照りつける暑い夏の日のことでした。
オーシャンとベリーとサニーとはいつものように海で遊んでいました。
オーシャンは得意の泳ぎでスイスイスーイ。
気持ち良さそうに泳いでいると、、遠くの方から小さな声が聞こえてきました。
「あれ?」
オーシャンは、丘で泣いている小さなペンギンさんを見つけました。
丘に向かって、「どうしたのー?」と大きな声で聞きました。
それでも「えーん。えーん。」と、泣いています。
オーシャンたちは丘にあがり、ゆっくりと近づいて聞いてみました。
「どうして泣いてるの?」
ペンギンさんは、「えーん。迷子になっちゃったみたい。えーん。えーん。」
目をこすりながらずっと泣いています。
ちょっとお兄さんのオーシャンは、
「大丈夫だよ。僕が探すのを手伝ってあげるから泣かないでね。」
「えーん。えーん、、、、・・・・・・本当??」
オーシャンの言葉に泣き止みました。
「君の名前は何ていうの?」サニーはやさしく聞きました。
「トラヴィス。」小さな声で言いました。
「僕の名前はサニーだよ。オーシャンとベリーも一緒だよ。よろしくね!」
元気に言いました。
「ところで、トラヴィスくんはどこから来たの?」
とベリーが聞くと、
「遊んでいるうちに遠くまできちゃったみたいなんだ。。」
寂しそうに言いました。
「そうなんだね。とりあえず僕らのお家はここからすぐだから来る?」
オーシャンは励ますように言いました。
「いいの?」
「大歓迎だよ!お友達もいっぱいいるから楽しいよ!紹介するね!」
「うん!行くー!」元気になったみたいです。
はずかしそうにトラヴィスは、「ありがとう、」と言いました。
今日からトラヴィスもみんなのお友達です。
そして、「よろしくね!」と元気に言いました。
おしまい。