待ちに待った夏祭りの日。
紅白のちょうちんと、浴衣すがたのたくさんのひとたち。
わたあめ、やきそば、りんごあめ。
夜店もいっぱい並んでます。
盆踊りの音楽で賑わう中、
ジャスパーくんたちはベッキーといっしょに舞台の真ん中で太鼓をたたいていました。
どーんどーん!どーんどーん!
いっしょうけんめいたたいてます。
すると、いつものようにジャックとキャロルがあらわれました。
ジャスパーからバチを横取りして、
「俺にかしてみな。もっとじゅうずにできるさ!」
どどーん!どどーん!どどーん!
ちょっとらんぼうな音が響きました。
「ジャックー!みんなで順番にたたくんだよ。ジャックも並ばないとダメだよー。」
ジャスパーたちはちょっと困っていました。
すると青いお耳のパンダさんが、
「わたしにかしてみてごらん。ちょっと見ててね。」
ジャックからバチをひょいっととりあげると、
どーんどどんどんどん、かっか♪
どーんどどんどんどん、かっか♪
と、とってもじょうずにたたきました。
ジャスパーたちは大喜びです。
ジャックたちはつまらなそうに帰っていきました。
「ねえねえお名前は?」とエリックが聞くと、
青いお耳のパンダさんは、「シェリーっていうの。隣の街から遊びにきたの。よろしくね!」
「女の子なんだね。たいこじょうずじょうずー!」
クリストファーはびっくりしながら喜んでます。
「ねえねえ、みんなでヨーヨー釣りしない?あっちにあるのよ。」とシェリーは言いました。
「行こう行こう!ヨーヨー釣りスキスキー☆」
ジャスパーもベッキーの手をとって走り出しました。
みんなとっても楽しそうにヨーヨー釣りをしました。
おしまい。