昨年11月に発売した『一番くじ ゴジラ-1.0』の緊急再販が3月に決定いたしました。
そこで、『ゴジラ-1.0』の監督・脚本・VFXを手掛けた山崎 貴氏に、特別インタビューを敢行!
米アカデミー賞ノミネートなど現在も話題が絶えない映画本編や、一番くじのA賞やラストワン賞の造型について、様々な角度から語っていただきました。
『ゴジラ-1.0』の監督・脚本・VFXを手掛けた
山崎 貴監督
これまで国内外や実写やアニメなど、多数のゴジラ映画が製作されておりますが、「この作品がモチーフ」というような造型はございません。
むしろ、今まで登場したゴジラの「格好良さ」や「怖さ」というものを煮詰めて凝縮した「THIS IS ゴジラ!」となるような造型を目指しました。
例えば、私自身、以前「西武園ゆうえんち」の『ゴジラ・ザ・ライド 大怪獣頂上決戦』を手掛けています。
この作品では、ライドというアトラクションの性質上ゴジラを上から見下ろすことが多いため、バランス的に頭部の造型を小さくしています。
ですが、『ゴジラ-1.0』では下から見上げることが多いので、『ゴジラ・ザ・ライド 大怪獣頂上決戦』のゴジラよりも、頭部が若干大きくなっているのが特徴です。
A賞
ゴジラ(2023) SOFVICS
やはり、アメリカでも人気のあるゴジラ作品であることが、ノミネートの理由として一番大きいのではないかと思いました。
ゴジラは、1954年の一作目からすでに70年以上の長い時間を経て、様々な人たちに愛されている作品だと思います。
その中で、改めて昭和時代のゴジラを現代の最新技術で蘇らせたことが大きかったのではないでしょうか?
私にとって今回のノミネートは、まさに「ゴジラが見せてくれた風景」だと感じています。
A賞
ゴジラ(2023) SOFVICS
『ゴジラ-1.0』のゴジラは全編CGですから、立体化されるのはとても嬉しいです。特に、造型を担当された原型師さんが伝説の酒井ゆうじさんで驚きました。敬愛する酒井さんの手で立体化されたゴジラはとても幸せ者だと思います。
職業柄、初めて手にした時は本能的に様々なアングルから眺め回して、撮影に使えそうな新しいアングルを探してしまいました。
ラストワン賞
ゴジラ(2023) SOFVICS 熱線放射ver.
激しい動きをしているゴジラの一瞬を切り取ったようなポージングで、今にも動き出しそうな造形で感動しました。ディテールの再現率も、かなり高いです。劇中のゴジラはCGでもモデリングしているため、頭、腕、胴、脚、尾など、各部に異常なまでの情報を盛り込んでいます。そのため、SOFVICSの「ゴジラ(2023)」のサイズ感では、CGと同じ解像度で再現することは難しいはずなのですが、酒井さんが見事に解釈し直してくれました。
ラストワン賞
ゴジラ(2023) SOFVICS 熱線放射ver.
塗装もとても素晴らしく、ゴジラらしさをアップさせていると思います。 特にラストワン賞の塗装は素晴らしく、口内の塗装で熱線を吐く瞬間を切り出しているシーンを、見事に表現しているなと感じました。また、ラストワン賞を逆光状態にして眺めると、背びれが輝いて見えるのでとても格好良く見えるので、ぜひ手に取ってほしいですね。
山崎監督、まことにありがとうございました!
A賞
ゴジラ(2023) SOFVICS
今回もゴジラ造型の第一人者の酒井ゆうじ氏が原型、彩色を担当する「酒井ゆうじ超絶造形コレクション」がA賞となっております。今にも咆哮が聞こえてきそうな、言葉では言い表せない躍動感がそこにあり、ポージングだけでも一見の価値ありです。また細かいディティールも妥協は皆無。造形だけではなく、巧みな彩色表現で本作のゴジラの独特の体色を見事に再現しており、造形、彩色ともに完成度の高さは、まさに決定版といっても過言ではない逸品です。
※彩色などの外観は、商品個々で多少のバラツキが生じます。
協力/(有)酒井ゆうじ造型工房
ラストワン賞
ゴジラ(2023) SOFVICS 熱線放射ver.
こちらも酒井ゆうじ氏がラストワン賞用に彩色を手掛けており、「酒井ゆうじ超絶造形コレクション」としてラインナップしております。本当に発光していると錯覚させるような匠な彩色表現は必見です。まさに放射熱線を吐く寸前、刹那を切り取ったような臨場感を、是非お手にとってご堪能ください。
※彩色などの外観は、商品個々で多少のバラツキが生じます。
最後の1個を引くと手に入る!
協力/(有)酒井ゆうじ造型工房